―御社で女性人財の活躍を推進するための独自の人事制度や取り組みがあればお聞かせください。
まず、人事評価として性別、年齢、キャリアは一切問わず、完全に実力評価主義であることが挙げられると思います。女性というだけで管理職になれない、責任ある仕事が与えられない、ということは弊社の場合一切ありません。
また、これは独自の人事制度とは言えないかもしれませんが、産前産後休暇はもちろんのこと、最高1年6ヶ月間の育児休暇制度を設けております。
実際に今現在育児休暇を取得中の女性社員も1名おり、女性にとってもライフワークバランスのとれる環境づくりに努めております。
また、今後メディアリンク女子会を発足し、月に1回程度、女性社員が自由にディスカッションできる会を会社で設け、飲食費用を会社で負担する制度も取り入れたいと考えております。
もちろん仕事の話をメインでお願いしたいですが(笑)、時には恋やファッションの話しで盛り上がって頂いても構いません。女性同士の交流を深めて頂き、まずは同性間で自由に意見を言い合える風土を作り、更には体力的には劣るかもしれない男性社員に対しても、遠慮せず自由に意見の言える環境づくりの一助になればと考えております。
―御社で活躍している女性の事例を教えてください。
弊社の女性社員は全員大活躍しております。
1人は超大規模Webサイト構築プロジェクトのPMO(プロジェクトマネージャを補佐する役割)としてプロジェクトに参画しており、会議のファシリテーション(進行)や経営幹部向け資料の作成、各チームを横断した各種調整など、女性特有の繊細さと気配りでプロジェクトを円滑に推進する潤滑油になっています。現在彼女は育児休暇中ですが、復帰後も即戦力として様々なプロジェクトのサポートをお願いしたいと考えております。
もう1人は弊社としては初めてバックオフィス採用した女性で、彼女は私の秘書も兼務しておりますが、入社当時は唯一のバックオフィス要員ということで、社内のあらゆる管理業務のルール策定やプロセス作りから担当してもらいました。
通常、バックオフィス採用で入社するケースですと、既に会社としてプロセス化、マニュアル化された業務フローに従って、業務を淡々とこなして頂くケースがほとんどです。しかしながら彼女には、そのルールを自分で考え、作り、実行する、といったトライアンドエラーを繰り返し、最終的にプロセス化、マニュアル化し社内に浸透させるという、メディアリンクの基盤を作るお仕事を行ってもらいました。
彼女のおかげで、営業やエンジニアが活動する上で働きやすく、効率的で本業に没頭できる環境となり、何より経営者である私自身が本業である経営に没頭できるようになりました。
社内管理業務のプロセス化、マニュアル化も一通り完了した現在は、採用担当も兼務してもらっており、まさに大活躍といえます。
―今後、女性人財に期待していることをお聞かせください。
繊細さ、細かな気配り、包容力や寛大さ、といった部分は女性特有の要素と感じており(医学は専門外ですが、母性がそうさせるのでしょうか)、また本能的に男性が女性に求める要素であると感じております。
是非そういった要素を社内外に存分に発揮して頂きたいと期待しております。
また、私自身が女性に対する尊敬の念が強く、女性と一緒に働き、意見を聞いたり、ワークスタイルを見ることで、新たな気付きをもたらしてくれることを大いに期待しております。
―最後に、今後のビジョンと女性人財の活躍の場の可能性についてお聞かせください。
設立当初から日本を代表するような大企業様とお取引をさせて頂いており、設立5年目となる現在までにその数を順調に伸ばし、今現在も多数の大手企業様から引き合いを頂いております。
今後も更に取引先を増やしていけるよう誠実な対応、より質の高いサービスの提供やサービスラインナップの拡充も図って参りますが、それと同時に既に取引させて頂いているお客様に対しても、絶対に手抜きをせず、継続して誠実にご対応させて頂くことが大切であると考えております。
これら誠実な活動を通して、1社でも多くのお客様をHAPPYにできるよう尽力し、弊社の得意とするコミュニケーションシステムの導入実績で国内シェア数No.1を目指して参ります。
また、今後も継続して女性の働きやすい環境づくりに配慮することと共に、来年4月には新卒2名の女性営業職の入社も決定しており、女性が活躍できるフィールドを更に増やしていきたいと考えております。
―現在の仕事内容、やりがい、今後チャレンジしたいことなどお聞かせください。
私は秘書兼バックオフィスとして採用されました。その主な仕事内容は、秘書、労務、採用、営業事務、総務、受付等、幅広く沢山の業務に携わらせて頂いています。
その為、未経験の業務が多く、初めて聞くこと、目にすること、知ることが沢山あり、常に多くを学べることにやりがいと面白さを感じています。また、これらの業務で共通していることは、人とコミュニケーションを取る機会が多く、サポートする側の業務が多いことです。日々、気遣いが出来るように、私なりに考えて行動するようにしていますし、コミュニケーションを取る際にも、言動には心がけています。
こうしたちょっとした心遣いや言葉の選択等も自分なりに考え、無い頭を精一杯使うよう意識しています(笑)。また、弊社初の事務採用ということもあり、社員がスムーズに気持ちよく仕事が出来るように、社内を整えていくことが私の役目であることも自覚しています。常にプレッシャーとやりがいを感じて仕事が出来ていると実感しています。
今後も、与えられている今の業務を満足出来るように熟した上で、会社の成長に貢献できる新たな業務にも前向きにチャレンジしたいと考えています。現時点では、私が自信を持って貢献出来ることがどんなことなのか模索中なので、まずはそれを明確にし、その幅を広げられるよう、もっとメディアリンクに精通しなければいけないと思っています。
何よりも、上記の自分の仕事にきちんと自負心を持って取り組くめるようになることが今の私の目標です。
―実際に働いてみて感じた、会社の社風・風土はどのようなものですか?
日々働いていて感じていることは、何事も"展開が早い"ことです。
社長と社員の距離が近いせいか、行動へ移すこと、実行するまでがとても早いです。
これは、会社の規模もそうですが、経営理念の「誠実である」ことがそうさせているのかもしれません。
代表の松本が大切にしている「誠実である」という言葉には、人との交流の中で、約束を守る、うそをつかない、素直に謝る等、小さい頃から耳にする基本的なことが含まれています。これらが出来ていない人が意外と多い中、社外社内のどちらのシーンでも意識することで、行動にも表れると思いますし、お互いに気持ちよく仕事が進められていると思います。実際、月に一度開催される全社会議の中で、自慢大会なる仕事での自慢を披露する機会が与えられていますが、その発表内容からも誠意をもって業務をこなしている姿が伺えます。
このように、社員の仕事への取り組む姿勢も真剣そのもので、とても活気があり、刺激が多い環境だと感じています。社長はもちろんのこと、社員一人ひとりが自然と「誠実である」ことを意識していることも感じられますし、職場自体は静かですが、社員がそれぞれ違った形の情熱を持って、仕事に取り組んでいるような気がします。
また、月に一度、全社員が参加する全社会議を開催しており、この全社会議では、程よい緊張感の中で社員同士が互いのモチベーションを高めあっているように感じられます。その後の飲み会の和気藹々とした楽しい雰囲気とのギャップは面白いです。こうしたon/offのけじめがしっかりあり、仲間意識も高いメディアリンクは理想的な職場です。
弊社の男女比については、圧倒的に男性の方が高いですが、女性の私が不便を感じることが少ないのは、男女分け隔てなく接してくれているからだと思います。